ふぇり

逢びきのふぇりのレビュー・感想・評価

逢びき(1945年製作の映画)
4.0
海外の恋愛映画100選みたいなランキングのトップ10に入っていたのに未見だったので気になっていた映画。不倫ものは苦手なんだけど確かに切ない。

最初のシーンが実は最後のシーンで、途中でそれに気付いて辛くなってくるしあのおばさんに罪はないけど殺意が湧くのもまぁわかる。駅の喫茶店にいる何でもないようなふたりに見えるけど誰にでも事情はある、という描き方も良かったな。
不倫だけど、劇中で何度か言及されるようにふたりが本当に学生みたいでかわいい。ローラ見ると嬉しそうに走ってくるアレックたまらないし私がローラだったらあの姿を一生忘れられないわ。最後の旦那さんの台詞…!

モノクロ映画は煙草の煙と人物の影が劇的。
「許してほしい、君に出会ったこと」
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