「聖なる鹿殺し」のヨルゴス・ランティモス最新作。
これは怪作！独特な世界観にこだわり抜いた美術が圧倒的に光る。小説の映画化という事だが、そのあまりの完成度に溜息が出るし、癖になる面白さが顕著に感じ取れました。
自殺未遂の妊婦を助け、赤子と母の脳を入れ替えて生まれたモンスター、ベラ。そんな彼女の成長を描いている訳だが、これを演じてるエマ・ストーンが本当にヤバい。前半の幼少期パート、後半の大人パートの振り幅がとんでもないし、演技力の凄さが直に伝わってくる。ここまで割り切って演じ切る彼女に尊敬が止まらない。
18禁という事で、結構グロいのかなと思ってたけど、ほぼエロでした。多いくらい。ただ、そんな嫌じゃないのが監督の業とエマ・ストーンの力のお陰なんじゃないかなと感じました。
なんか観終わった後からじわじわこの作品の良さが身に染みる感覚。
いやぁ面白かった！
