シラトリーヌ

哀れなるものたちのシラトリーヌのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
4.5
人間の内なる進化を奇妙で美しいビジュアルとエマ・ストーンの圧倒的な表現力で描いた壮大なファンタジー(と、勝手に思っている)

ヨルゴス・ランティモス監督はいつも固定化された倫理観を粉々に砕いてくれる。そして掻き回して方々にぶん投げ、結局また掻き集めてもとの容れ物に戻すのだけど、それはもう新しい生き物に変わっている。