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哀れなるものたちのhrt2308のレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
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スクリーン3

ヨルゴス・ランティモス監督+エマ・ストーンの風変わりな女性の成長物語。

ゴッド(ウィレム・デフォー)の手により大人の身体に幼い頭脳を持つ女性となったベラ(E・ストーン)。無垢なベラが世慣れた弁護士のダンカン(マーク・ラファロ)に屋敷から連れ出され外の世界に触れ、旧態とした男を置いてきぼりにして成長していく。

画面、衣装、メイクと見た目のユニークさに引き寄せられる。時にグロテスクであったりする。

E・ストーンの役作りに相当な力が込められている。

際どいシーンが多く、E・ストーンのこの作品にかける熱意と覚悟のほどが伺われる。

W・デフォーの傷だらけの顔に頼ることのない確かな演技がしっかり作品を支えている。

M・ラファロはいつも上手いが、この作品のスケベ弁護士役は出色だ。そろそろ賞をもらってもいい頃だ。
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