しかこ

哀れなるものたちのしかこのネタバレレビュー・内容・結末

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

監督らしい世界観の作品で裏切られず安心して最後まで飽きずに見れた〜
白黒のせいかベラの幼さのせいか…エロスもあまり感じなくて不思議
淡々と、常に客観的、生態的?趣くまま!!
今が1番幸せと決めつけない
決して自分で見て確かめないと信じない
ぎこちないベラがどんどん人間らしく?なっていくのも゙見応えあった
ダンスのシーン、初めて涙するシーン、ベラなりの感情の分析、ゴッドもすごい人だと思った、あと婚約者もね(愛とはって考えさせられるよ…)
特にマーサがよかったなぁ、あんなおばあちゃまになりたい
愛人の狂いようも見どころ!!
ベラのお召し物がどれも可愛いくてそれもすごく心躍った!!

白黒とカラーの使い分けが自分の中で曖昧…途中からずっとカラーだっけ⁉(おい)
あとラストはもしかしてゴッドの脳を彼に入れるんじゃ…とよぎったけど、ゴッドは死ぬし脳も使い物にならないか?まずベラはそんな仕返しはしないか、とヤギ脳の方で安心した
とろんと少し抜けた音楽も狂ってるようで、波長を整えてるようなでよかった(何の楽器?なんだろうか…)
人生で冒険は大切、経験が人を創る
でも自分の子にはなるべく安全でいてほしい…親心なしでは見れない、でも同じ女性として避けられない社会性や困難もきちんと向き合ってて最終的に安心させられた作品だった
長めだけど気にならなかったな
4章?からなってたけど区切りがあってそれも切り替えて見れてよかった
またみたい!!
しかこ

しかこ