狭須があこ

哀れなるものたちの狭須があこのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
3.8
女版BIGやるとサブカルっぽくなるんだな。
何を着ても美しいね。アカデミー衣装デザイン賞とれるかもしれんね。

ありそうで意外となかった設定で面白かった
倫理観なんてお腹の中に置いて来た!
気味が悪くてわくわくする。中身だけ幼い生き物もだぁいすき。

でも泣きもせず、親という拠り所を求めずに異様な速さで経験を吸収していく姿は、赤ん坊には見えなかった
大人の体を得た赤ん坊の人格が生まれてきたわけではなく、データのない脳を得て体験がリセットした、いわゆる転生なんだろう。
体で覚えていることもあるんだろう。

見た目は大人!頭脳は子供!って作品をやると男はBIGやシャザムになるのに、女は性に振り回される話になってしまう
女って嫌よね~、大変よね、でも自力で成長する賢く強い女最高…知性…みたいな話にももっていけそうだけど、言うてこの知能レベルがあって、この境遇で、そしてこのレベルの美しさを保って人を狂わせるのはベラで、エマストーンだからで…

男版を作るときに主演をブラピにすれば実はほぼ同じ話を作れるんだけど、男はイケメンに自分を重ねないんだよな
女は美女に自分を重ねる傾向があるってだけだと思うので、これがアカデミーで作品賞とったらちょっと嫌かもしれん
女性向けの映画だろうけど、ベラの一生を女性のための政治的な映画にはされたくないね

ただ倫理がないオシャレ映画じゃなくて、経験と知性を優先する狂気が伝わるのがよかった
体験することも、知ることも、楽しいよねベラ
狭須があこ

狭須があこ