ミルトン

哀れなるものたちのミルトンのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
4.5
未知に触れ自分で学習していくベラの姿とそれに伴って移り変わる街並みや人々との出会い。魚眼レンズや背景セットの色味がどこかSFチックな色味が取られていて魅力的でした。
束縛からの解放と言うよりは、自分で自分を形成するパーツを見つけて「生き方」を見つけていく物語なのかなぁと思いました。

授けられた肉体で少しずつ世界を知り、段々と知性の伴っていく自由なベラの生き方を見事に表現しきったエマストーンの演技にも圧巻でした。今年初めは「生き方」について考えるいい映画を沢山摂取できていて幸せ。
ミルトン

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