むん

哀れなるものたちのむんのネタバレレビュー・内容・結末

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

好き嫌いがはっきり分かれそうな作風だけど、かなり好み。

女性の自立を描いた作品はあまり好みではないんだけど、事前情報もほとんど入れてなくてあらすじもほとんど知らずに見たせいか、すんなり入り込めた。

そもそも胎児が男か女か分からないし、脳と体が別人のもののときどう影響するかも分からないので、“女性の自立“と見るのが正しいのかも分からない。世界も社会の常識も知らない1人の人間をコントロールしようとする人間たちから、主人公が色々と学んで自立していく様は痛快だった。

最後に一緒にいたメンバーは過程を見てきていれば納得の行くメンバーだったし、全員が何かから解放されたような表情でスッキリするエンディング。でも結局ベラは非難したゴッドのような医者になることを目指し、元夫の体にヤギの脳を移植していて、マッドサイエンティストの連鎖は続いていて後味の悪いエンディングとも取れる、面白いエンディングだった。
むん

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