久々にこれぞ映画！これは凄い！と思えるような作品に出会えた！
前作「女王陛下のお気に入り」で、ヨルゴスランティモスを認知し、主演のオリビアコールマンがアカデミー主演女優賞を獲得したことは記憶に新しいし、その時のエマストーンも負けず劣らずの演技で、助演取ってもおかしくなかった。
途中まで、エマストーン主演のAVが如く、情事だらけで、どうなることやらと思ってたけど、ロンドンに向かうため船に乗ってから、本作の核心をようやく掴めた。そこからがとんでもなく面白い。
複雑で小難しそうなストーリーをしっかりエンターテイメントに仕上げるのが、この監督なんやと、改めて本作で感じた。
そこで、演出や俳優の使い方がかなり上手いんやと思う。
エマストーンは勿論、主演女優賞獲得することは間違いないにしろ、ザ・男の象徴として描かれたマークラファロが最高！彼の演技が、作品を一段上のレベルに押し上げてる気がする！
で、エマストーン演じるベラ！とんでもないヒロインが誕生した気がするw
序盤のベラが、ラストああなるなんて、誰も予想できんでしょうよ。
前述のように、船に乗ってから、物語が大きく動き出した感じがあって、観ていて楽しかった！
ヨルゴスランティモスが描く今作の世界観をもっと観たくなった！
ほぼ間違いなく今年ベスト10に入る気がする！
