Arioch

哀れなるものたちのAriochのネタバレレビュー・内容・結末

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
4.9

このレビューはネタバレを含みます

成長・進歩を童話的に描いた映画。
音響と美術には息を呑む。

体だけ大人の女性が人として進歩していく。性欲が主軸になっているのはリビドー的な発想だろうか。
船での老婆と青年との会話で動物としてではなく、人間として成長していくところが面白い。

人を人たらしめるのは、大人の体や、考える脳ではなく、父ゴッドの否定していた魂なのではないだろうか。
ベラは自殺前の人間としてではなく、ベラとして生きる事を選んだ。魂の進歩。
Arioch

Arioch