新名

哀れなるものたちの新名のネタバレレビュー・内容・結末

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

うん、好き。
あらゆる常識をぶん投げた上での感想は、とても良いね〜です。
グロ苦手にはキツいシーンが多いけれど、それよりも官能的な場面が多かったので、衝撃のぶつかり合いでダメージ量は少なめだったな。好奇心がそこに向かうのは分かるがそれにしても豊作すぎない?という供給量でしたね。

フィルマークスとは別パターンの、ベラの顔面アップの広告、カラーが男性陣になってた。なので、男性を振り回す悪女ムーブの話かな〜と思っていたけれど、純粋悪の話だった。
無垢故の残酷な部分というか、アリの巣に水を注ぎ込む感覚というか。カエルを人の手で潰してはいけません、自分の手でもよくないけどね。
相手の気持ちを思いやることをせず、常に自分の経験と感情だけを考えてる。

途中から急に世界が色鮮やかになったのは、解放ということ?初回の身投げシーンはカラフルだったから、急にモノクロになったなぁと思ってた。

エンドロール中ずっと頭を占めてたのが、旦那だったものの中身どこに行ったの??でした。やはりヤギに……?さすがにポイしないよね??

肉体の中身はヤギかぁ。元旦那自体は最低だけど、ヤギの脳移植できるならゴッドの脳移植させたいよなぁ。
話が進むにつれて、ゴッド不遇すぎない?と思っていたので、ノイズのない肉体を使えたら良いよなぁと思う。

ベラは破天荒すぎるけれど、あのくらい自由に生きられたら良いなぁとも思った。
何の制約も受けずに好きなことを思うまま、人の目を気にせずにできるのは少し羨ましいね。
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