哀れなるものたちのAoiのネタバレレビュー・内容・結末

胎児の脳を移植された女性の成長を描いたSFファンタジー

生理的な欲求しか知らない状態から、男や知識人や世間などと出会いながら、社会的欲求・自己実現欲求などを獲得していくのを見るのは、1人の女性の人生を辿っていくようだった。女性の性の部分が強調されていた映画だった分、自分には理解度や共感度が低かった部分がありそう。
人間の欲求ってそういう段階を踏んでいくよねっていう点では、自分の認識を再確認した感じで、新たな視点を得られたわけではなかったのが少し残念。

映像としては、この世が濃縮されたような独特な世界観が美しかった。エマ・ストーンの演技も素晴らしかった。