つのだ

哀れなるものたちのつのだのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
4.3
よかったーーー!おもしろかった!

元も子もないこと言うと、マッドサイエンティストのゴッドが全ての根源なのに最後ほっこり☺️死んでいくのがなんとも。2時間半かけて観てる側もその世界の空気にまんまと取り込まれてるの、も〜〜!

かなり序盤から自慰祭りだったけど、人間の大半が自分で性欲の回路開けて、その後それに「オナニー」って名前があると知るんじゃないかなと思うと自然に腑に落ちた。

快楽、知識、感情全てに対して、世間体や恥ずかしさを一切排除して興味のままに身を預ければ、人間はあのスピードで成長していくのかもな、と思った。
自身の探究心に真っ直ぐな人に、色んな角度から人間は魅了されてしまうよね、ダンカン含め。エマ・ストーンの美しさは、まぁ言うまでもなく!
全然話は違うけど、『アルジャーノンに花束を』の主人公につい重ねてしまう部分があった。

主人公の母についても丁寧に描いていたの驚いた…曖昧な感じで終わると思っていた!あくまで想像するしか出来なかったけど、だからこそ良かった。

船の上で出会ったマダムと黒人の彼、よかったな。全体的に衣装も素晴らしくてあっっという間の2時間半。
つのだ

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