ハム太郎

哀れなるものたちのハム太郎のネタバレレビュー・内容・結末

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

エマ・ストーンの演技力に脱帽。
ベラの幼少期がすごく幼少期で、イヤイヤ期真っ只中の娘を育てている身の私としては「わっ!これはまがいもない2歳さんだ!」と思った。
リアル2歳がやること全部やってたので…
親の反応見ながら皿落としたり、食事中に咀嚼したものを口からベーとか、本当にあんな感じ。
ちなみにうちの娘は昨日唐揚げでアレやってましたね。

大人の身体を持った状態でどんどんと思考の発達を見せるベラの様が面白い。
最初は身体の快楽を発見し、知能が発達していくに従って、新たな出会いや読書の中から知識を得るベラ。
ジェンダーバイアスなどない真っさらな状態のベラは、彼女の"冒険"や"実験"を通して身の回りにある矛盾にも気付くようになる。

この映画における本当に"哀れなるもの"は
女を下等の生き物として好きなように支配出来ると考えてきた"世界一の男"や"ヤギになった男"であるという風に受け取りました。
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