ホリエッティ

哀れなるものたちのホリエッティのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
4.2
 なんだかよく分からなかった…。この映画はいずれ「成長」すれば分かるのかもしれません……。













 というときの「成長」というものに対しての野蛮で美しき投げかけであると本作をみた。
主人公の「成長」物語であると同時に、生命、生殖、技術、それぞれの「成長」、あるいは「進歩」に対する矛盾を明らかにしていた。「進歩」を詠っていた主人公のラストの行動が最たるものだ。

個人的には、橋から飛び降りても、臓器がなくても、無一文になっても、しぶとく生きることができる人間というものに、素朴に感動してしまう。

多くの人がいうように、あのダンスシーンや隅々までこだわっている舞台セット、装飾等々は、言わずもがな。素朴に感動したし、素朴に影響されていいところだ。