ごちゃごちゃの混沌で、全然まだ内容の咀嚼が追いついてない……
途中までは比較的シンプルな進行をしていたように思うのに(設定はぶっ飛んでるんだけど)、ベラが旅に出てから一気に複雑になって、シナプスがぶしゅぶしゅ枝になって広がっていくような体験をした。そんな気がする。
普段社会で生きててそりゃ疲れるよね……という根源的な追体験ができたのは個人的に良かった。でも想像していたよりも好きな作品にならなかったのは恐らく私にとって難しすぎて置いてけぼりにされたから(笑)
ベラの言語が未発達なうちは、行動の理由を幼児の脳として推し量るしか無かったけどやっぱり共感は出来なくて「私はもう幼児の行動原理がわからなくなってるんだなあ……」と何故かちょっと悲しくなった。
性と哲学は人間の根源的な欲求/在り方と切り離せないんだなと思ったし、そういうテーマって芸術との相性がやはりすこぶる良いなと感じた。
途中「これ何観てるんだろう……」って正直思ったけど最後まで観て良かった。エマは怪演。