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哀れなるものたちのsakiのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
3.9
ベラは全ての女性たちの代弁者?
恐らくこの作品が訴えたかったことは色々ありすぎて、たった2時間半の映画なのにまるで1日講義でも聞いたような気持ちになりました。

女性の権利、男女の違い、人間の尊厳その他色々感じたことはあるけれど、グロが苦手な方はその時だけ目を瞑って笑、是非色んな人に自分の目でこの作品を観てほしいなとただそう思いました。
無知であるが故の幸せも不幸も、知りすぎたからこその苦しみもこの作品を観ただけで知ることができた、そんな気持ちになりました。
いつどんな時も自分の本当の気持ちに目を向ける、声を上げる、それが出来たらいいのにな。

それにしてもエマストーンの体当たりの演技凄すぎた。最後やっと美しさを感じたけど、それまではただただ不気味で、なんなら気持ち悪いなと感じたほど。
アカデミー賞主編女優賞の演技は素晴らしかったです。
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