このレビューはネタバレを含みます
今まで観たヨルゴス・ランティモス監督の映画の中で一番すっきりしました。
ヨルゴスらしく不気味さ不条理さもありつつも、根底にはハートフルがある感じ…。
ベラの自我の成長に合わせて、白黒の映像が一瞬少し色づいたり、背景がグンニャリして解像度低かったり、ポイ~ンみたいな不協和音の楽器が鳴ってたり…これはどういう表現なんだろうか?と考えながら観るのが楽しかったです。
19世紀風だけど、奇抜なファッションや謎の移植技術、セックスシーンの勢いあるBGM、私にとってコメディでした。
マーク・ラファロの演技うますぎて、もうダメ男エロおやじにしか見えなくなりました(誉め言葉)
船から見える景色がゴッホの油絵みたいなのとか、衣裳のこだわりとか、映像としてもまた観たいと思った映画でした。