しま

シチリア・サマーのしまのネタバレレビュー・内容・結末

シチリア・サマー(2022年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

・カミングアウトされる前まで、ニーノの家族がとても温かみのある仲の良い関係だったことが、当時ゲイがどれほど阻まれる物だったのかを際立たせていた。ニーノとジャンニの環境が正反対だったことが良い。
・両方の母親の葛藤が印象的だった。知らないことに対する不安と恐怖、子供を愛してるからこそ自分が分からない道に進んでほしくない気持ち。ニーノの父は一家を混乱させたくない使命感からか怒りが顕になっていたが母は違った。その時代にもしも自分が母親だったらどうしてたか、考えさせられた。
・こんなにゲイは虐げられていたものなんだとびっくりした。びっくりするぐらい現代は同性愛に対する意識がとても進化していることに安心した。

他には、狭いコミュニティから自力で抜け出すのはやはり難しく偶然に委ねることもあるよなーとか、自分がいじめてるやつを他の土地のものにいじめられるのは腹が立ついじめっ子の心理がリアルだなーとか
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