このレビューはネタバレを含みます
よく出来ていた。
SFっぽさを感じない、本当にあるかもって思わされるレベルの「変異」として見ることが出来た。
世界が変わり、自分が普通ではなくなり、受け入れてくれる家族と友人がいたとしても皆孤独であることには変わりはなく、残酷な生と死が描かれていました。
現実世界で同じ変異は起きないだろうけど、何かが起きた時の人間の心情としてとてもリアルに感じました。
途中で出会うフィクスとの友情がとても美しくて、言葉がなくても通じ合う様子に胸を打たれました。
思春期の葛藤や恋愛模様も描かれているけど変にロマンチックではなくて、それも良かったと思う。
ラストシーンは意に反して涙が出ました!