動物に変わっていく奇病が蔓延した世界。
自分の家族が理性を失い動物になっていく場合、その人を“家族”と想えるのか?
独特な世界観と人間の根本的な善悪をファンタジーで描く、その手法が好き。
この作品は、限られた地域の、一つの家族の物語であり、その閉鎖的な田舎の良し悪しもまたテーマの一つであった。
“得体の知れない外部”を動物の奇病人間というメタ的な表現は面白いとは思う。
でも、それが意外と自分にはハマらなった。
正直、前評判で期待しすぎた感はある💦
あまりにもスケールが大きい奇病なので、世界を揺るがす規模の事件事故があると勝手に思い描いてしまった。
あと、この奇病も怖いけど、コロナもよっぽど怖かった。外に出れないあの世界。経済も何もかも停止にになった全世界。このレベルのパンデミックを見たかったのかも。