ユナイテッドシネマ橿原にて鑑賞。
原田眞人監督最新作は、黒川博行氏の原作の映画化。
特殊詐欺グループの一員であるネリ(安藤サクラ)とジョー(山田涼介)の血の繋がりのない姉弟の物語。
原作の主人公は男性なのを、女性に変えたのは監督のアイデアだそうで、それによって、おそらくハードボイルドのカラー濃厚(原作は未読)であろう原作のテイストを、多少湿度を上げた物語になっている。
とにかく、公開前の主演二人のマスコミ・キャンペーンをよく見かけたもので、舞台が大阪ということもあり、お二人はコテコテの大阪弁をレクチャーされたようだ。
そこにいつもの原田スタイルのセリフ応酬。
これ、僕が関西人だから聞き取れる、というかリズムで理解できるが、他の地域の方なら、ちょっと理解しづらいんじゃないだろうか。
ま、とにかく2時間20分というちょいと長めのランニング・タイムだが、他の原田作品よりも短く感じるほどに面白い映画だった。
ただ、冒頭のシークエンスで大阪市内のあちこちが登場するのだが、土地勘のある者が観たら、無茶苦茶な移動しとんなぁって思う(笑)
ここが非関西人が作る大阪舞台の映画あるあるだが、それもひっくるめて楽しめばいいだろう。
あと、存じ寄りの方も出演されていて、エンドクレジットには幾人かお名前を発見。
パンフにもクレジットが掲載されているので、自宅でも確認のできるのはありがたい。
美村多栄さんは、冒頭近くの銀行内のシーンでの、転ぶ老婆役。
と、ご自分のポストで書かれていたのでわかったけれど、知らなかったら見過ごしていたな。
海道力也さんは直ぐにわかった(笑)
あと、先日お会いしたばかりの佐渡山順久さんや、有田あんさんはわからなかったなぁ残念。
