近藤りょうや

クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男の近藤りょうやのレビュー・感想・評価

4.2
クエンティン・タランティーノ監督の、映画を愛する気持ち、製作陣や俳優がそれに呼応されて化学反応が起きている素晴らしさを感じることが出来て、幸せな時間でした…😊


初めて観たのは恐らく、ワンハリで、結構大人になってからタランティーノ監督を知り、徐々に過去作を観るように。僕はその中で、ああ、キル・ビルはこの監督なのか。みたいな感じで少しずつ知っていった若者です。笑笑


でもやっぱり、彼の撮る映画には、ほんとに魔法がかかっていると思ってます。
壁に飾りたくなるようなショットの数々。長いセリフを流しているシーンでも全く飽きない。むしろワクワクしたり、緊張したりして、気がついたら手汗かいてる。みたいなことの連続で、張り詰めたあとの衝撃、みたいな連続で、ほんとに楽しい。


「あのシーンはアドリブだった。」とか、「あのシーンでは本当に手を切って血が出ていた」とか、現場で起きていることをCGなく撮っていることがわかったり、生い立ちから来る黒人と女性に対しての考え方であったりとか、初めて知ったことも多くてとても楽しめました!


映画監督としての引退作になると言われている10作目が楽しみです。引退するのは寂しいですけどね…

ただ、10作目撮った後の彼の人生にもワクワクするようなことも話していて、これから先も楽しませてくれそうだな…とニヤリとできた作品でした✨