もう1回やろう!なぜなら僕たちは映画作りが大好きだから!
そしてそこに映画がある。映画への愛が十分にあれば、いい映画を作ることができる。わけのわからない話はしない、観客は俺のすることを理解してくれる。自分に問う、全力でやっているか?自分を捧げているか?そのためにいる。
QT=完全なる映画人である前に、いつまで経っても一映画ファン。興味深い話を聞ける、皆を魅了し沸かせ続けるタランティーノ映画の裏側に彼の作品をまた見直したくなる。現場携帯禁止、ディカプリオ流血(カート・ラッセルのギターぶち壊しは出なかったな?)など語り草となっているような知る人ぞ知る有名なエピソードから、当時その場にいて共にこの歳月をやってきたからこその裏話まで色々と。いつもカメラの隣に立ってモニターを置かない現場、撮影中でも笑う編集泣かせ。彼の作品は、何も生き生きとしたテンポのいいセリフやキャラクター達だけでなく、根本にある愛ロマンスやドラマ。フィルムや映画のロマンを大事にする、映画や映画製作にかける彼の活力や熱意・精神は周囲に広がる、義理堅い繋がりや絆。例えば、クエンティンの作品に欠かせない編集者サリー。やぁ、サリー!カフナバーガーはもちろんレッドアップル等登場アイテムに、作品同士の登場人物たちもつながっている世界線シェアードユニバース。脈々と続く家族のように。
馴染みのある曲を新しい形で使う。そして、彼の映画人生に遺伝子レベルで大きな影響を与えたブラックスプロイテーションという存在。『キル・ビル』撮影時に、ユマ・サーマン自身に運転してもらうことを指示したがために、彼女には生涯残る後遺症が首と膝に…。ハーヴェイ・ワインスタイン権力濫用によるもみ消しが横行。スラッシャー映画の魅力はどれも同じ構造ということだ、メッセージを隠すのに最適だ。そして、クリストフ・ヴァルツの名演抜きに語れない全編の3分の2は外国語の『イングロリアス・バスターズ』。熊みたいに連日鍛えまくるイーライ・ロスおもしろい。『ジャンゴ繋がれざる者』クリスマスに奴隷映画?正直な登場人物たち。オスカー(賞レース)の釣り餌、映画作家スティーヴ・マックィーンなら問題ないのに、タランティーノなら叩かれるが、彼の書くものに嘘偽りはない。"ニガー"と言えないディカプリオ。TVドラマにも精通したキャスティング。原点回帰の『ヘイトフル・エイト』。仮想ハーヴェイ・ワインスタインなカート・ラッセル。権力と才能の融合「自伝を書いているのか?俺も登場する?」
絶対的権力者。「かなり前から知っていたが、言わなかった」--- 映画業界の後ろ暗い恥部。いや、知っていたんだったら、"即座に"じゃなくないか?
革命
強い女性&ジャンル映画
正義
Hi, Sally. What if...?
70MM、銀残しの『セブン』