ぺー

ザ・クリエイター/創造者のぺーのネタバレレビュー・内容・結末

ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

映画 ザ・クリエイター/創造者(2023)アメリカ/133分
監督 ギャレス・エドワーズ
脚本 ギャレス・エドワーズ
   クリス・ワイツ
主演 ジョン・デヴィッド・ワシントン
   マデリン・ユナ・ヴォイルズ
   渡辺謙

IMAX試写会にて一足先に鑑賞してきました。
人を守るはずのAIが核を爆発させた事件に沿って、AIを滅ぼすロサンゼルスの人間側と、AIと人間の共存と平和を保とうとするニューアジア側の戦争を描いている。
天体制圧用兵器ノマドをぶち壊すまで王道的なのだが、意外とジョシュアとアルフィーの掛け合いがユーモアあるし、ちょいうるっときて良かった気がする。
近未来の武器や兵器、ロボット、車とかもう大好物な要素は盛り沢山である。
2時間13分って結構長い部類に入るんだけどあっという間に感じたから良かった。
オープニングもギャレス・エドワーズの過去作【GODZILLA】のような感じで癖になる。
ちゃんと、面白かったよ。
ただ、SF映画好きなので一言言わせてくれ。
超惜しかった。新鮮味が無いんだよ。
あの日本語クソダサフォントなんだ、もっといいのあったんじゃないのか。途中に会った過去の仲間の奥さんが殺されて頭奪われたやつとか、途中に回想を挟んでより奥さんのマヤに感情移入させようとしてたのかわざとらしさがあって好きではなかった、アルフィーが泣きながら微笑むラストカットは本当にあれで良かったのか?萎えてしまった。
創造主がニルマータだっけか?その正体がマヤなのも予想できちゃうよね。
物語全体を通して感情移入できるかどうかと言われたらあんまりできなかったから、もう本当に惜しかった。登場人物の雑な演出も目立ってたし。
東京ユニットのスタッフさん参加してるならもうちょっと東京要素ちゃんと入れて欲しいし日本語ちゃんとしてほしかったよ。
あとオチも予告編で予想できてしまったので「まぁジョシュア死にますもんねそうなりますよね」ってなった。
上映後拍手されてたけど、俺は拍手できなかったなぁ。
全編がSONY FX3という50万円の激安カメラで撮影されており、実写IMAX映画でこのレベルのカメラがメインで使われるのは初らしい。確かにすごい試みだ。
アスペクト比は珍しく2.76:1で、細長すぎてあのシネスコ2.35:1よりも長い。
にしてもギャレス・エドワーズ監督のSF映画での画の魅せ方は素晴らしすぎる。
壮大な作品だからこそ描ける風景、人物、戦争、墜落、爆発描写は憧れる。極わずかなカークラッシュシーンでさえ好み。
壮大な世界観も超好きだから、ダイナミックな画作りをするのが監督の強みなんじゃないだろうか?
ちなみに越谷のレイクタウン13年ぶりに行きました。幼い頃だったから家族と出かけてたのが当たり前なハズだったのに、もう今は独りでレイクタウンいることが新鮮だった。

オフじゃない、スタンバイだ。
ぺー

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