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ザ・クリエイター/創造者のQIのレビュー・感想・評価

ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)
4.0
“彼らのほうが優しい❤️”

ギャレス・エドワーズ監督が8000万ドルというローバジェットで制作したインデペンデント作品

ちなみに『ゴジラ』『ローグ・ワン』の製作費は約2億ドル

AI物は大好物🤤

LGBTQA(I)

本作でAIは多様性の一つの形として、かつ、とてもスピリチュアルに描かれていています

『地獄の黙示録』オマージュシーンもそれ故?

人間の愛から生まれたAIは“愛”と“死”という概念を学習することで進化をする

愛する人を守る
平和に生きる
天国に行けるよう良い人となる

至極当たり前のことを命題として与えられたAIははたして人類をポストヒューマンに導けるのか?

本作はこれまでのAI物とは違うアプローチで新しいシンギュラリティの方向性を見せてくれました

もう一つ楽しみにしていたのが…

撮影監督グリーグ・フレイザー🎦

『ゴジラ』『ローグ・ワン』でもギャレス監督とタッグを組んでいましたが『DUNE』でとうとうアカデミー撮影賞を受賞、その後の『ザ・バットマン』の映像も素晴らしかった😆

さらに『マンダロリアン』の撮影も彼

次回作『DUNE part2』が待ちきれない🤤

そして本作で彼はSONY製の数十万円のカメラで撮影を行ったというから驚き😲

ちなみにノーランが大好きなIMAXフィルム専用カメラのお値段は5000万円超w

そんな低予算ならではwの撮影素材にギャレス監督の過去の経験値とILMのVFX技術による編集が加わり、IMAX方式での上映にも十分耐えうる素晴らしい映像作品になっていたと思います

ハンス・ジマーの劇伴もヨカッタ🎶

AIだけでなく、ハリウッドの映画製作にも警鐘を鳴らすギャレス監督の思いを理解し集まった製作スタッフ達の素晴らしい仕事に大幅加点

そんな熱い現場に必要とされたケン・ワタナベのキャスティングにも納得w

あっ、ジェンマ・チャンもヨカッタです😍

p.s.
相変わらず低予算でも“超大作”と銘打つ日本のプロモーション😥
これって誇大広告にならないのかなぁ?
製作費が10億超えたら大作になる日本映画基準っていうこと?w
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