ごっちゅん

ザ・クリエイター/創造者のごっちゅんのレビュー・感想・評価

ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)
4.2
"私は天国に行ける?"

そこにAI(愛)はあるんか、、

人類を滅ぼす兵器を破壊するべくクリエイターの元へ潜入した先にいたのは、超進化型AIの少女だった…

オリジナルSF作品というだけで心が躍るなァ!昨今では中々そういうの無くなりましたからね、さらに低予算で製作したとは到底思えないクオリティの高さに驚きしかない。😆

科学技術の革新的な進歩により人間と全く同じように意思と感情を持ったAIが誕生し共存、そして迫害されるという、人類の負の歴史をそのまま写している印象。

アメリカがAI狩りとか言ってるけど、ネットワークをハックされたり通信系統を攻撃されたら一撃なの分かってんのかな?

人と機械の区別は、、?
AIは心を持っていないのか、、?
線引きが曖昧な世界で感情が揺れ動く主人公やAI含めて共存派の方が人間的で理解できる一方、国や軍から言われるがままに行動する兵士たちがよっぽど機械的に見える。
感情移入できるのが人間ではなくAI側という点が面白い!

ニューアジアという舞台設定は、テクノロジーの発達した近未来感と独特な文化が融合していて、映像として楽しめた。
ノマドの造形とか好き。
それらを支える音楽も良かった〜と思ったらエンドクレジット見て納得、ハンスジマーさんでした。(いつも名前出てくるけど働き過ぎちゃうか?)

憎しみと復讐の連鎖は断ち切れないのだろうかと悲しくなる結末でした。
アルフィーの笑顔に救われる反面、これから先狙われ続けることに変わりない。。
とはいえ急に互いに手を取り合って仲良くしていこうってのも違和感あるからなぁ。

ジョシュアの取った最後の選択、。😭
二人が生き残っていく、そんなifの世界線を想像してしまう。

好きなジャンルだからということもあって受け入れられた部分もあるけど、割と粗い部分もある。
伏線を綺麗に回収というより、必ず訪れるであろう展開を予想できた点はもう少し上回って欲しかったのが正直。

SF熱が盛り上がったので、AI関連の作品含めてたくさん観たくなってきたぞ!🛸
ごっちゅん

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