ちのも

ザ・クリエイター/創造者のちのものレビュー・感想・評価

ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)
3.5
景色がいいよ! と勧められて鑑賞。確かにニューアジアの水辺や山間は雄大で素晴らしい。できるだけいい音、デカい画面でどうぞ。

ストーリーラインも一方的な告発による暴力性を描きつつ、いろんな共存や愛が描かれており終盤数回涙腺の危機。ジョシュアの機微とか、若干あれ?と思う箇所もあったけど、細かいところを詰める映画ではないからいいかな〜。

基本的にニューアジアの共存派に寄るようにストーリーが紡がれてきた中で、ラストカットをどう見るかで自分の政治に対するスタンスを照らし出される気がした。あの少しの長尺が希望に満ちたものと捉えられるのならニューアジア派、そうでなければアメリカ派、かもね。





が、「もう嫌遊牧民」プラカードでそれまでの感動が吹っ飛んでしまい、キッチュ日本語映画枠、その印象が第一になってしまった。キル・ビルぐらい最初からバリバリかましてくれてたら心の準備ができたんだけど……せめてあのシーンの直後でなければな〜!!!
誰か日本語アドバイザー入らんかったんか。入らんかったんやろうなあ……。毛筆でももうちょっと他の書体あったろうに……。監督から見ればあれがクールなんやろな……。
ちのも

ちのも