2023年123本目。
AIが早期に発達した別の世界線の地球、人類はAIによる核爆発によって大打撃を受け、その後も対立を続けていた。
アメリカを中心とした反AI勢力は、アジアを拠点としたAI及び共生派の人類が終戦に導く新兵器を開発中との情報を得て、秘密裏に破壊を画策していた。
AI達の見てくれや、飛行機や兵器のビジュアルに関して、洒落んならないくらい良い。個人的に最近のSF作品の中でも断トツで好き。
ただ、そのビジュアルも含め、完全にスター・ウォーズフォロワー感が強い。
話もマンダロリアンよろしく、桃太郎侍的なプロットだしね。
更にニューアジアが「近未来」＋「日本」＋「中、韓、東南アジアごった煮」で、こちらは完全にブレードランナー。
つまりはスター・ウォーズ＋ブレードランナー、という教科書的な構図のSF映画になっている。
個人的には分かり易いシンプルな構図で、現実に絶望していた男が、少女との出会いに救われるという話は嫌いじゃないし、思った以上に刺さった。
ご都合主義という批判も納得はいく、特に博士関連は自分も流石に予定調和過ぎるとは思ったが、ここまで感想を温めてしまったからこそ言えることだが。
ゴジラ-1.0が許されるなら、このくらいの予定調和は許してくれよ、と(笑)
