世界観がとても魅力的で、最後まで楽しく鑑賞できました！
近未来の世界観やアクションをフルに体験すべき映画だと思うので、僕は絶対にこの映画を映画館で観ることをオススメします✨
映画を観る前に見たネットニュースに、ブレードランナーやAKIRAを彷彿とさせる世界観との記述があったのですが、映画を鑑賞してとても合点がいきました。
ニューアジアと呼ばれる地域の描写、とりわけ近未来の歌舞伎町？と思われる情景が特に良かったです。
見るからに雑多なもので溢れ、小汚く荒廃している街に、日本語の他にハングル文字やヒンディ語の看板などがひしめき合っているところなどがとても印象的でした。
ニューアジアの都市の描写が、その前後に出てくるアメリカ・西側諸国の建物や兵器などの綺麗でハイテクな感じと対照的で、敵国同士の格差や財政状態などを言語化せずともひと目でわかる様になっているところがぐっときていい感じでした。
情景描写への記述を先に長々としてしまいましたが、AIと人々との差別を描いているストーリーの本筋の部分も、最後まで決してブレることなく進んでいたので文句なしに良かったです。
言うまでもなくAIと人々の差別というテーマが、実際の人種間の差別をベースにしているという点も、西側諸国側のスパイである主人公がニューアジアと西側陣営を行き来する上でお互い同じ感情を持った生き物なのだと実感するという話の構造上、非常に共感しやすく良かったです。
