みんな薄々気づいていたがジョンデビットワシントンはあんまり演技が上手くない(笑)
今作は特に荷が重かったようで、終盤に泣きの演技があるものの、ふつうに演技下手なのが丸わかりになってしまう、結構見てられないシーンだ。
ハリウッド映画でここまで演技が下手な人は逆に珍しく
デンゼルの七光りでキャスティングを掴み取ったのか知らないが、これではもらえる賞も貰えないというものだ…
主演の演技が若干足を引っ張っているものの、本作の目玉はビジュアル。「ローグ・ワン」の路線そのままでギャレスっぽいセンスが格好良く、ロボットやガジェットの数々も見た目はイカしてる。
「第9地区」のブロムカンプの方がリアリズムを感じるけど、ブロムカンプよりはシュッとしてるというか洗練された感があるこちらもまた味がある。
ターミネーターのその後的な、世界観の発想は良いのだが、その設定が上手く活かしきれていないような感じもして、勿体ない。 反AI派の西側と、AI共存派の東側に世界が二分されているはずだが AI共存派の方がエキゾチックで、泥臭い。貧困層的に描かれる。 反AI派の方が富裕層でハイテクのように見えるのはなんだか不自然だ。
AI共存派の方が経済が発展しお金持ちになって、反AI派の方が貧乏になるのが自然なはずで、この描き方は明らかにおかしい。
演出的にも、奇妙なシーンが散見される。
警察がいきなり爆弾で民間人殺害して警察こわっ…とか、
橋の攻防でなぜか拳銃一丁で突撃する特攻シーンも謎すぎる。
エクソスーツでも着るのかと思ったらそうでもないし、何あのシーン?
良い要素は結構あるんだけど、なんか色々勿体ない作品だった。
余談
この世界観では最も"非人道的"なはずの「G-13」のシーンが一番好き。