Shoko

違国日記のShokoのレビュー・感想・評価

違国日記(2023年製作の映画)
3.6
〖違国日記〗(映画/日本/2024)



『両親を交通事故で亡くした15歳の朝。葬式の席で、親戚たちの心ない言葉が朝を突き刺す。そんな時、槙生がまっすぐ言い放った。
「あなたを愛せるかどうかはわからない。でもわたしは決してあなたを踏みにじらない」
槙生は、誰も引き取ろうとしない朝を勢いで引き取ることに。こうしてほぼ初対面のふたりの、少しぎこちない同居生活がはじまった。人見知りで片付けが苦手な槙生の職業は少女小説家。人懐っこく素直な性格の朝にとって、槙生は間違いなく初めて見るタイプの大人だった。対照的なふたりの生活は、当然のことながら戸惑いの連続。それでも、少しずつ確かにふたりの距離は近付いていた。
だがある日、朝は槙生が隠しごとをしていることを知り、それまでの想いがあふれ出て衝突してしまう――』

久しぶりに試写会応募に精を出してる。そして当たったので行った。
原作未読。タイトル以外なにひとつ知らないまま観に行ったので新垣結衣なのも知らなかったしあらすじも読まずに行ったけど、これどっかで冒頭だけ読んだことある気がしてきた。違うかも、この映画の予告を見たのかも。記憶がない。
公開は6月7日からみたいです。

とっても良かった。試写会という贔屓目を抜きにしてもいい映画だった。
2時間20分ぐらいあるから観る前は長いな〜と思ってたけど、確かに短くはないけど無駄なシーンがないので止むなしという感じだった。
なんていうか女の人が描く女の人の話だなっていうストーリーとか展開で、これ監督が男の人だったらこうはならなかったんじゃないかなあと思った。どこまで原作に沿ってるかわかんないけど。
中学の卒業式に参加しないところでなんかそれを感じた。あとなんかいろいろ随所に女の人の発想〜って思った気がする。
さらさらーと話が進み、淡々っていうかそんな緩急あるわけじゃないけど飽きずに観れて、なんかもう青春のきらきらと優しい大人成分多めでしんどいこともなく、最後はじわっと泣けるいい映画だった。

そうね、新垣結衣さんの映画って私なんか観たことある?ない?なんかすごいよかった、この役。いつのまにこんな気だるい大人の女になったの?
朝役の子も最初どうかなーと思ったけど最終的にはすごいよかったと思ったし、えみりちゃんも三森もみーんなかわいくてピュアピュアな若くてかわいい女の子が出てるの観るとフィルマのなかよしマシンボーイさんのこと思い出すけど、好きなタイプ違いそうだからどうかなーとか考えてた。
あと染谷将太の名前が出てこなくて「あーこの人前見た時も誰だか思い出せなかった人だ…」って苦しんでエンドロールで「染谷将太!」ってスッキリした。
元カレ役の瀬戸康史も、なんかこの人のことをどっちかっていうとかわいいと思ってるフシがあるのでかっこいい感じの元カレでどきーとしたけど、それはもしかして私が瀬戸康史をグレーテルのかまどでしか見たことがないのかもしれない。
そうそうあとさー『あさのうた』、すーごいチャットモンチーぽいなーと思ったら作詞作曲橋本絵莉子ってエンドロールで見て「チャットモンチー!!」ってテンションが上がってしまった。私の耳がこんなちゃんと機能することあるんだ。
餃子食べたくなるのでそこだけ構えて観てください。

(87/劇場鑑賞(試写会)30)
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