sujiko

違国日記のsujikoのネタバレレビュー・内容・結末

違国日記(2023年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

原作途中まで。
ほのかに槙生ちゃんは特性持ちのように描かれていて、その生きづらさも描かれてるのだけど、これまたほのかに匂わせてる亡くなったお姉ちゃんも特性持ちの定型擬態のように描かれている。
お姉ちゃんが槙生にあたっていたのは、同族嫌悪か、擬態せずに潔く生きる姿への羨望かもしれない(更に成功者でもあるし)
透明な鎖で縛られていたのに、健やかに育っている朝ちゃんの天真爛漫さよ。
小動物的に可愛い。歌っている姿も可愛いので学校でも何気に女の子のファンを集めてそう。
精進落としでのシーンは漫画同様に感涙もの。
卒業式の逃亡も朝の心理が良く分かるシーンなんだけど、両親の死を隠し通せるものなのか?と、甚だ疑問。
大きな事故だし、名前出そうだし、近所の人全く知らずに出来るものなのか。学校には連絡行かないものなのか。
と、そこだけは原作読んでても疑問に思った。
ガッキーは正欲といい、今作といい、今までのパブリックイメージとは違う役どころだけど、凝り固まった世間の評価こそ、槙生ちゃん同様、凄く息苦しかったのかな、と余計なお世話な事を考えてみる。
やるなら、死ぬ気で、殺す気で。物騒だけど、精神面ではこれくらいの意気込みで挑戦し続けたい。
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