“きっとうまくいく。”
»人見知りな女性小説家は交通事故で亡くなった姉の葬儀で、孤独になった中学を卒業する姪を勢いで預かることとし、性格も異なる2人の奇妙な共同生活が始まる。
はい、このタイトルが気になっての鑑賞ですが、タイトルの硬さや予告編のイメージとは異なり、いい感じに優しい邦画特有の見心地の良さではありました。
そう、姪の母親は女性小説家の姉ながらも、大嫌いで疎遠になってたという設定がポイントで、その娘をこれまでのスタイルで受け入れれるのか…姪は姪で突然に母親を失っての様々な戸惑いに対峙するという、それぞれの葛藤が見所に。
うん、異国ではない違国との距離感でしょうかね…決して踏みにじらない関係に思いを巡らせましたね。
にしても、この作品も普通とは何かを問いかけ…様々な価値観を落とし込むあたりも巧み。
なお、俳優陣では、新垣結衣…こういう悩めるキャラはハマり役ですよね。
早瀬憩…ソフトな河合優実って感じで、今後が楽しみな存在感。
夏帆…持ち味全開でしたね。
瀬戸康史…流石の安定感。
さらには、伊礼姫奈に小宮山莉渚がいい仕事をしていて…染谷将太に中村優子に銀粉蝶らのサポートも良き。