The Alfee の坂崎幸之助が、ご実家の酒屋やお兄様が本作の一部モデルになっているとラジオで言っていたのを随分昔に聞いて、観たいと思っていたがなかなか観る機会がなかった作品。
以前新聞のコラムでも本作のことが紹介されていて在日朝鮮人絡みであることは分かっていて、そういう意味でも観るべき作品と思っていた。
昨日「トゥルーノース」を鑑賞したことを切っ掛けに本作のことを調べると、動画配信で観れることが分かったので早速鑑賞。
私がフォローするレビュアーさんが、「トゥルーノース」のレビューで「悲しくてやりきれない」が思い浮かんだと書かれていて、それに私が同じフォーククルセダーズの歌に「イムジン河」もありますね、とコメントしたところだった。嘘のような話だが、本作観てそれらの曲が本作のテーマになっていることに驚いた。本作の音楽担当が加藤和彦だったのね。。。
因みに、私は加藤和彦と坂崎幸之助のユニット和幸の演奏を畳の会場にて至近距離で正座して😂観賞したことあり。素晴らしかった！
本作は暴力シーンがあまりにも多いことと役者さんによってくさい演技も散見されたのはマイナス点だったが(何様?😅)、総じてストーリーもメッセージも良かった。
在日朝鮮人の帰還事業について主人公が意気揚々と語るところは「トゥルーノース」で帰還した者に対する実態を知ってしまったので胸が苦しくなった。全ての者がそういう扱いを受けていたのではないだろうけど。。。
でも本作では主人公は最終的に帰還しないことに決めたことでホッとした。。。
また、主人公の友人の通夜で朝鮮人の日本への強制連行、国会議事堂建設の強制労働などのことが語られるが、確かに私達はそのような事実があったことを何も聞かされてこなかった。人によっては、既に過去のこと、自虐的歴史観は止めるべきと言うけれど、私は少なくとも事実に向き合うこと、存命のかたもいるなかで配慮も必要であることを認識するのは間違っていないし、本作のような作品でそれを知ることがてきることをありがたいと思う。。。
本当に、朝鮮半島の市井の人々は北朝鮮や韓国や日本の国家?政府?からどれほど多くの苦しみを受けてきたのだろう。。。そしてそれは未だ進行形であることが。。。
ところで、本作の出演者が豪華。。。次から次に知ってる役者さんが。。。坂崎幸之助のお兄様がモデルの役はオダギリジョー、若い！
主人公の妹役は沢尻エリカ様、こんな可憐な感じのときがあったんだ！😆
江口のりこはヤンキーっぽい役似合ってる。
真木よう子はこの頃から男前！
みんな凄くいい！
役者さんは違うみたいだけど続編があるようなので観てみたい。。。
