ねるねる

ステイのねるねるのネタバレレビュー・内容・結末

ステイ(2005年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

これ、1回目はえ???となるやつ。エンドロール眺めながらモヤモヤ爆発するやつ。で、仕方なく2回目突入となる訳だが…。

結論としては夢オチ。死の間際に過去がフラッシュバックするというが、それなら未来の夢を見たって不思議じゃない。
恋人へのプロポーズ、画家としての名声、両親の善き息子でいること。瀕死のヘンリーは集まった人達の顔を借りて、叶えたかった未来を夢想したのだと思う。
サムに「前輪がパンクしたんだ 君は悪くない」と言ってもらえたことで、恋人と両親を死なせてしまった罪悪感も消える。

死に対する願望として、誰もが悔いを残さず安らかに逝きたいと願っているはず。
もしヘンリーの見た夢がラストコマンドとして脳にプログラムされ、即死であっても一瞬で叶えたい夢を見ることができるなら、どんな死でも総ての人が幸せな死を迎えられる。そんな空想をもさせてくれた。
考えれば考えるほど記憶に残る作品。
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