話がポップ&展開が早すぎるけど、幸せな気持ちになれるクイア映画。
時々こういう映画でとってつけたように組み込まれる第三者の無駄な介入や身体的接触がなく、なんの違和感もなく観ることができる。（2人の関係を脅かす存在として1人だけ重要人物がいるけど）
特に大統領息子の演説スピーチがよかった。
この映画では、たまたま彼らの立場が「公人」であり、SNSがハッキングされて性的嗜好が暴かれるという流れだったけど、
もちろん一般のセクシャルマイノリティの人たちにとってもこういったアウティングは起こりうる事象で、
いつ公表するか/どんな方法で誰に公表するかを自分たちで選択する機会が奪われることの残酷さを分かりやすく明示するためには、「公人」というキャラ設定も意味があったと思える。
息子の恋人が王子だとカミングアウトした時のママ（大統領）の対応は真似したい。（ソファでのハグはやりすぎだけど）
それにしても、大統領選の当選演説でイギリスの王子まで登壇してるのは流石に無理がある。
