このレビューはネタバレを含みます
朝イチの上映回だったせいか、人生初のひとりぼっち鑑賞でした。そのおかげか、桜田ひよりの透明感と音楽にどっぷり浸れて最高の体験でした。
磁性流体みたいに音を表現する感じ、好きだったのにあんまり出番なかったのが残念。
令和版のBECKかと思ったら、キヨスミの天才っぷりが飛んでて。ストーリーは王道でクラシック。青春というか青臭いというか。
3人で親指上げたり、誰も追いかけてきてないのに走って逃げる感じがダサく感じたな。
圧倒的に物が溢れているが決定的に足りてない海の底からキヨスミを救い上げるウシオ。
ウシオは桜田ひよりの透明感や愛らしさに騙されそうになるが、中華鍋を持ってベランダ伝いに上の階から降りてきて躊躇なく窓ガラスを割るという狂気を孕んでいて怖すぎた。
音楽やバンドを通ってこなかったので、その周辺のあるあるは分からないが、誰かが目的地を知ってると思って誰も地図を見ず、結局宛もなく歩いてたあるあるは分かる。
奥野瑛太の自分の限界を悟りながらファンのために辞めないと決めているやさぐれバンドマンが1番カッコよかった。