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突入せよ!「あさま山荘」事件のぺーのレビュー・感想・評価

3.8
映画 突入せよ!「あさま山荘」事件(200‪2)日本/133分
監督.脚本 原田眞人
主演 役所広司 山路和弘 天海祐希
原作 佐々淳行

日本国民なら誰もが知っている1972年2月19日から2月28日にかけて続いた【あさま山荘事件】を基に描かれている作品。連合赤軍の残党が人質をとってそれに対抗すべく命懸けで救出しようとする警察側のお話。
思ったよりコメディチックで緩くて、登場人物達があまりにもぎこくちなく笑いも誘える描写があるのがポイントだが、実際ではこうだったのかなと思ったり、こういう事件が起きた際は彼らはこういう動きしかできないのかな?と思ったりするのも面白さの1つ。
偉い立場の人であるほど使えなかったり、無能な人がいたり、犯人が立て篭っている時に呑気な話をしていたり、カップヌードル食べたり、うんこは出てるか便秘か?だったり、照明弾を間違えて2発撃って突入準備の誤報を聞いたり、かなりリアルだったような気がする。
特殊部隊というのが不慣れな当時の日本だったからこそ描けるのが良い。
面白かった。
そもそもこの連合赤軍というのはなんなのかというと、共産主義者同盟赤軍派と京浜安保共闘革命左派が合流し結成されたテロリスト、犯罪組織である。連合赤軍メンバーは時々政治的な反省を生かして総括(いわゆる拷問みたいなもん)というモノを行っていたそう。これらに関しては連合赤軍を扱った作品【光の雨】(2001)を観ると良い。
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