かー

リヴァース・アングル ニューヨークからの手紙のかーのレビュー・感想・評価

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物語のために映像があるんじゃない。
映像のために物語がある。
冒頭ものすごく印象だったその言葉がもうすべてだったように思う。

全然なんだかよくわからずに観たのですが、樋口尚文さんのお話によると、この映画は私は未見ですが『ハメット』製作中の出来事らしく、大御所コッポラに抜擢されて動きにくそうにしているという関係性が垣間見えたり、同日先に観た初期の2作で表現されていたような作家性の中で抑圧されるヴェンダースの姿が映っていた。
最後にヴェンダースがいい本見つけたって言って読んでいた本、エマニエルヴォーブ?は、友達が欲しいよっていう本らしい。笑

そして『ハメット』公開後のカンヌでの不評の中撮ったのが『666号室』。本作と左記の二作について、樋口さんは偶然の副産物とおっしゃっていた。おもしろい。
かー

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