ぬーこ

ラブ&ポップのぬーこのレビュー・感想・評価

ラブ&ポップ(1998年製作の映画)
3.8
原作 村上龍
監督 庵野秀明、初の実写

20年前の渋谷。懐かしい古さを感じる。
思春期のJK。主演三輪明日美って人は新人だったらしい、森七菜に似てる。
トパーズの指輪が欲しくなって、借りた携帯電話を使い援助交際をする主人公

性に目覚めたJKのエロティックな独白

まだ何者でも無くて、友達と笑い合ってる時間は本当に楽しいのだが、同時に満たされなくて、哀しくて、淋しくて。
トパーズを自分の力(援交)で手に入れたくなる。援交の結末がどうなるか知っているのだけれど、とにかく今、私にはトパーズが必要だと思う。
そんなくだりがいかにも青春っぽさがある。

エヴァみたく黒い背景に白文字でテロップが出てくる。手持ちデジカメっぽいやつで撮ってるのか、演者にカメラ近かったり、なかなか見ない撮り方だった。

エンディングの歌(あの素晴らしき愛をもう一度)と渋谷の川を4人が歩いて行くの良かった。渋谷の一番下を流れる

アンネ・フランクのテレビ観た後に夜中泣き続けるんだけど、次の日には心がつるんとしてて、何事なかったかのように平然と友達と笑ってる。そんな自分が嫌だった
→何かに感動して深く心に染み入るんだけど、自分の日常は変わらない。

仲間由紀恵のJK、別格に綺麗

どんどん気持ち悪い男達が出てくる。こんなのばっかいたら女子は幻滅しちゃうよね
家での食事を誘ってきた男、超きもい。早口がウケた。ムロツヨシの気持ち悪い版。
カラオケで男に要求され、マスカット食べて吐き出すところは村上龍っぽい。

メンタルやられてるウエハラ、風貌、立ち振る舞い、話し方、唾吐く姿。手塚とおるの演技なりきってた
レンタルビデオ屋でのことは、、

○セリフ
何かが欲しいということは、その何かが足りないという無力感をキープするということ

世の中は変わっていく
でも私は移ろいゆくものもを残したいと思う。だから私はカメラを手に取った

2020.195
ぬーこ

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