小野田美湖

ラブ&ポップの小野田美湖のレビュー・感想・評価

ラブ&ポップ(1998年製作の映画)
4.5
アマプラで見つけてなんとなく面白そと思って見まちた
都会のきれいな女子高生が援交する話大好き。
調べたらラブ&ポップはエヴァンゲリオンとシンゴジラの人が監督で、あーそうだったのか!って思ったのと、そのエヴァとゴジラの人の奥さんが安野モヨコだともウィキに書いてあってびっくり。
見てて、「そうして私たちはプールに金魚を、」っていう映画にちょっと似てるって感じた。雰囲気かな。おんなじ女子高生の話だし、そういう、10代の女の子の、迷いと、ありのままの青春を写し出してる。女の子が4人でてきて、そのなかのひとりが主人公っていうのも共通してる。
そうして私たちはプールに金魚を、は、YouTubeにあるから初めてこの映画を見てからも何回か見てて、ラブ&ポップ見終わっていま流し見で見始めたけど、金魚を盗んで4人で走ってるシーンで流れる音楽が、宮崎あおい主演の「害虫」のなかで流れるナンバーガールの「I don’t know」にそっくりだ。たぶんちがうかな。害虫って映画もきれいな女子高生がわるいことする映画で大好きです 
きれいな女の子が道を踏み外すのが大好きなんてミーハーみたいで嫌だけどそうなの
ラブ&ポップに戻るけど、この映画の主人公の「ともみちゃん」がほしい指輪のためにした援交で怖い思いをするシーンが個人的に最高でした。
レンタルショップのアダルトコーナーでおじさんにポッケに手入れられて抜くシーンと(手塚とおる)、やさしめのかっこいいおじさんに殺されかけるシーン(浅野忠信)の2つ。前者は手塚とおるのキモおじ演技がうますぎるのと、なんとも言えない言語化できない怖い気持ちの中で抜いてるともみちゃんの意識を音で訴えてくるのが凄かった。後者は浅野忠信がかっこいいのと演技がうまくて本当に怖かった。
援助交際をする女の子が感じる緊迫感が強烈に伝わってくる。お金もらえてラッキー♡って気持ちと、汚いおじさんにきれいな自分がじりじり踏み込まれてく怖さが両立してる。たまらん。その怖さがいい。