舞台は、90年代末期の渋谷。女子高生の
ルーズソックスと援助交際が話題となった時代。
今見ると、渋谷の街の記録映画としても楽しめる。他の邦画にはないような斬新なカメラワークは当時目を引いた。
また、前作エヴァンゲリオンつながりで、劇中のタクシーで流れるラジオのパーソナリティーが三石琴乃だったり、劇中で重要な役割を果すテレホンダイヤルの案内が林原めぐみだったり、渡辺いっけいが扮するコバヤシという男の友達が石田彰(音声のみの出演)だったりとエヴァ好きも楽しめる内容となっている。
男性諸兄諸氏には、まだまだ無名だった頃の仲間由紀恵の水着姿が見れるのも魅力のひとつと言えよう。
ラストは、当初、沖縄のシーンとなる予定だったが、実際に沖縄に行ったのにもかかわらず、全編カットされている。(沖縄の模様はDVDの特典で確認できる。シン・エヴァンゲリオンでも予告編で使ったカットや先行上映したアバン映像をまるごとカットとかしている。)スタッフ泣かせだが、作品の質が上がるならどんどんやってほしい。