キャサリン子

ラブ&ポップのキャサリン子のネタバレレビュー・内容・結末

ラブ&ポップ(1998年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

東京在住の高校二年・吉井裕美は、ある日、ショーウィンドウに飾ってあったトパーズの指輪に心惹かれる。
そして、そのトパーズを買うための128,000円を手に入れるため、援助交際を目当てに伝言ダイヤルに電話するが……。


援助交際!!伝言ダイヤル!!
久々に聞いたわー(笑)
今なら、パパ活と呼ぶのでしょうか??

原作が村上龍と聞いて、納得。
良くも悪くも村上龍ぽい。
好みが分かれそうな作品かな。カメラワークとか、セリフとか。
けどこの世界観は嫌いじゃない。
クセ強すぎるけど(笑)


伝言ダイヤルで出会う人なんて、ろくなもんじゃない。
ふたりきりで会うなんて、危険と隣り合わせ。もっと危険意識を持ったほうがいい。
なのに、昔も今も、ビジネスでオジサンと未成年がふたりきりで会ったりするシチュエーションが一向に無くならないのは、なぜなの?怖くないの?

裕美は、あのタイミングで浅野忠信と出逢ってよかったと思う。
その通りのこと言ってたし、あの恐怖は、君がしていることは怖いことなんだよ?って自覚を植え付けるには効果抜群。
いいヤツではないけれど、少なくとも裕美への影響を考えると100%悪いヤツでは無かった。
コイン4枚も、惨めだけれどその分授業料もらったと思えば、少くないよ。


先日、本能のままに浅はかな行動をした自民党議員がゴシップ誌にすっぱ抜かれてましたけど、男も女も目先の欲望に取り憑かれて身を滅ぼすケースが跡を絶たないですね。
人を破滅に向かわせるのは、金と色恋だと聞いたことがあるけれど、あまりにも情けない。
「どうして…?」という気持ちが、拭えない。
あそこで、自分の欲求どおり性交渉までしていたら、政治家という勝ち組から性犯罪者という同情の余地皆無の負け組に転落していたのに。
そんな当たり前の理性も働かなくなるくらい、性欲は人を狂わせるのだろうか?



映画の話に戻りますが、「あの素晴しい愛をもう一度」とか、もう聴きたくないです。
そして、援交やパパ活やるような子は、いかにもな見た目の子だけではないんだと言うことがジンワリと伝わって来ました。


すみません…そんな感想出てこないです…(泣)
キャサリン子

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