このレビューはネタバレを含みます
映画を撮りたい妻子持ちAV監督の話。
チラシのボンデージに惹かれて鑑賞。
劇中にも出てくるが
さほど重要なエピソードとも思えず
釣られた感。
大半の役者の芝居がイマイチで
観ていて疲れる。
AVのドラマ部分を見慣れすぎて
芝居への基準が甘くなっているのではと
疑いたくなった。
一本調子な大人たちの中、
子役の芝居はナチュラル。
AV監督が撮った一般作ということで
「ゴンドラ」を思い出すが、
こだわり具合が全然違う。
こちらはストーリーからなにから
すべてが「できる範囲内」に
収まってしまっている印象。
自主制作なら尚のこと、
ただ「映画を作りたい」ではなく
「◯◯な映画を作りたい」とか
「△△の映画を作りたい」といったような
気持ちから始めることが
大事だったんじゃなかろうか。
トークショーでの質問で
劇中作の続きを訊かれた監督が
考えていなかったというような
回答をしていて、
そういうとこ! と思った。