みなみ

貴公子のみなみのレビュー・感想・評価

貴公子(2023年製作の映画)
4.0
サイコパスちっくなプロの殺し屋(超絶イケメン)が賭博ボクシングや非合法な仕事で稼ぐしかない薄幸青年を捕まえようと追いかけまわすお話…と思いきや、途中から青年を追いかけまわすのが殺し屋さんだけじゃなくて義理のお兄さん陣営だったり弁護士?陣営だったり、「俺、一体どうなっちゃうの〜!?」って青年が泣きそうになるわ、見てるこっちも誰を信じて良いのかわからなくてハラハラするわ、とても楽しい2時間でした。
ネタバレになってしまうので割と言えないことが多くて悩ましい…!
とにかく貴公子ことイケメンサイコパスな殺し屋さんがまーーーカッコいいことカッコいいこと。顔も姿も立ち振る舞いもなにもかも全部カッコいい。そりゃアイドル映画みたいな宣伝になるわ、ってある意味納得でした。韓国ではアイドル映画みたいな扱いなのかな…わからん…私は普通にアクション映画としてめちゃめちゃ楽しく見ました。
義理のお兄さんも悪くてしぶとくて怖くてカッコいい。ショットガンがとってもお似合いですね。
うーーー、もうほんとに「もう!!!」ってじたばたするくらい殺し屋さんがイケメンすぎてじたばたしてしまった。うさん臭い爽やかな笑顔大好き。いろんな想像が膨らむ終わり方も大好きでした。

ここからちょっとだけネタバレなんですが、私はお父さんはほんとに息子に会いたいと思ってたと思いたい派です。私利私欲で動いてたのは義理のお兄さんだけで、お父さん自身はなんの見返りもなく自分に会いたいから会いに来てくれた(と思っている)息子の存在が嬉しかったんじゃなかろうか、だから手を握ったのではなかろうか、と思いたいので思わせといてください。
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