ポッド・ジェネレーションの無影のレビュー・感想・評価

胎児を専用のポッドで生育する時代。女性は産みの苦しみから解放され、心置きなくキャリアを築けるようになりましたが、子の育成は大企業に支配され…という一言でＳＦ映画とはなかなか片付けられない作品でした。現代でも大手IT企業が膨大な量の個人識別情報を握っていることが問題となっていますが、出産という究極のプライベートゾーンが大企業に握られるという点で、まさにこの作品はその延長線上にあると思いました。