にっきい

ポッド・ジェネレーションのにっきいのレビュー・感想・評価

ポッド・ジェネレーション(2023年製作の映画)
3.0
えっちシーンは着衣(下着)のまま。

"自然"が売り物になる近未来の話し。
AIが高度に発達し、草木等はホログラムに取って代わられ、セラピストもAIがやるような時代。
IT企業の幹部職員である妻と、植物学者で大学で自然について教えている夫が主役。
革新的な技術が好きな奥さんと、人間が自然に生きる事が1番だと思ってる旦那って、考え方が真逆なのに何故結婚したんだろ?
でも夫婦仲が悪い訳ではなく、話し合いで折り合いを付けて日々過ごしてる感じ。
そんな2人が妻の会社の福利厚生で人口子宮を使った妊娠を提案される。
妻は乗り気だけど、むろん旦那は反対する。
会社としては妊娠・出産で優秀な人材に休んだり辞めたりされない為に得策。
女性は妊娠中の苦労から解放されるし、男性はポッド(卵)型の人口子宮に触れる事で妊娠を共有出来ると良い事尽くめ。
実際、最初は否定的だった旦那さんが奥さんが会社に行っている間に、人口子宮用の抱っこ紐使って肌身離さず生活してたし。
この人口子宮、アプリで栄養の管理出来たりするんだけど、大きな本体に繋がってる訳でもなく、単体で機能してるってどんだけ高性能?
しかも小型軽量で持ち運び出来るとか、事故に遭った時に中の赤ちゃんが無事なのか心配にならないのか?
手を滑らせて落としただけでもダメージありそうなのに。
そして世界では一部の保護区でしか自然が残ってないけと、草木が少ないって事は空気の浄化が出来ないって事にならないのか?
と言う感じで設定にはツッコミどころだらけ。
ストーリーも夫婦が人口子宮と暮らすうちに、親としての母性がわいてくる日常を描いているだけ。
退屈な映画では無いけど、気を抜けばすぐ意識が飛びそうな盛り上がりのない映画でした。




*********鑑賞記録*********
鑑賞日:2023年12月2日
鑑賞回:14:15〜16:15
劇場名:京都シネマ
座席情報:劇場③ H-4
上映方式:2D 字幕
レーティング:G
上映時間:111分
備考:会員料金(1000円)
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