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劇場版 ほんとにあった!呪いのビデオ100のyumeayuのレビュー・感想・評価

3.5
"おわかりいただけただろうか"

若い頃に一時期、友人とこのシリーズにどハマりしており、地元のTSUTAYAにいってはDVDを借りてきて、ワイワイ見ていたのを思い出しました。しばらく見ていなかったのですが、気づけばなんとシリーズ100作品目! 懐かしい気持ちが蘇り、鑑賞しました。

シリーズを通してナレーションを務めてきた中村義洋は、スタジオで「ほんとにあった!呪いのビデオ96」の収録を行っていた。とある投稿映像のうちの1本を24年前にも見たことがあると、収録を止める。
しかし、その映像は理由があって当時は採用が見送られたものだった…。

本作はシリーズのお約束でもある視聴者からの投稿映像を紹介する展開ではなく、投稿映像にまつわる関係者や過去の出来事を中村監督らスタッフ達が調べていくドキュメンタリーとなっています。

そういえば、過去の作品でもこのような調査がメインの作品があったのを思い出す。
今でこそモキュメンタリー作品は増えましたが、"ほん呪"はその先駆けだったんだと、あらためて気付かされましたね。

とある廃墟での撮影シーンで、中村監督が「心霊YouTuberじゃないんだから」と愚痴っていたのがツボにはまりました。
真面目にやっているが故に、所々でシュールな笑いが発生しているのが見ていて面白い。これも心霊モキュメンタリーの醍醐味ですね。

謎の投稿映像も、物語が進むに連れてその全容が明らかになっていくのですが、この映像が不気味で気持ち悪い。
個人的にホラー映画はよく見る方ですが、この手のリアル映像が苦手。今回の映像も画像が粗くてよくわからない映像の羅列なのに、めちゃくちゃ怖かった。「見るのは自己責任で」みたいなのはホントやめてほしい(笑)。

1人で夜中にポツリと見ていたのですが、あの頃、ほん呪を見ていた気持ちが蘇り、ものすごく楽しめました。
検索すると過去シリーズ作品が、サブスクにもあるみたい。むかし見た作品を除いても、まだ見ていないのは70〜80作はありそう。

これは再び、マイブーム到来
とでも言うのだろうか…。
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