Cem

Cock Crows at Eleven(英題)のCemのレビュー・感想・評価

Cock Crows at Eleven(英題)(1978年製作の映画)
5.0
12歳の少女が殺人鬼ロリコンと出会い恋をする。少女にとってひとときの恋はただの幻想、永遠に儚い。

淫乱母に男を寝取られるわ、母が夫殺害の計画を企てるわ、イタリア映画らしく凄まじく面白い。少女のヌードがあるものの、そこにいやらしさはない。口笛で通じ合う二人の出会いからして素敵。半身不随で人生諦めた父メル・ファーラーが切なく、リザ・ガストーニは超絶毒母で憎たらしい。
お友達は鳥と亀さんだけ。そんな可憐な少女が目覚め、覚醒する姿はカッコいい。大人たちの本質に気付いてしまったのか。鳥籠が自由を象徴しているのも良い。
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